作品情報:家からの手紙(1976)
更新日:5月21日
家からの手紙

1970年代のニューヨーク。
路地、大通りを走る車、駅のホームで電車を待つ人々、地下道。その荒涼とした街並みに、母が綴った手紙を読むシャンタル・アケルマンの声がかぶさる。
固定ショットやトラベリングで映し出される公共のロケーションと、時折車の音に掻き消されながらも朗読される、愛情溢れる言葉の融合。

家からの手紙 の解説
孤高の女性映画作家シャンタル・アケルマンによるドキュメンタリー。
1970年代、ニューヨークの荒涼とした街並みに、母が綴った手紙を読むアケルマン自身の声がかぶさる。
都会の寂しさと、遠く離れた家族の距離がエレガントな情感を持って横たわる映画という手紙。
『シャンタル・アケルマン映画祭 2023』にて上映。短編「街をぶっ飛ばせ」と併映。
監督:シャンタル・アケルマン
出演:シャンタル・アケルマン 他
配給:マーメイドフィルム=コピアポア・フィルム(主催:マーメイドフィルム )
制作:ベルギー=フランス
上映時間:85分
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2023.4